후리가나로 읽는 일본 고전
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まじゅつし
魔術師
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 魔術師(まじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,264자 · 280화면
獄門舟
アア、名探偵はS駅と上野駅の間で、煙の如く消失せてしまったのだ。列車内でか、上野駅のプラットフォームでか。何れにもせよ、彼は賊の罠に陥り自由を奪われてしまったものに相違ない。ひょっとしたら、それ以上の危害をさえ蒙っているかも知れぬ。
警視庁刑事部は、ただこの一事件の為に色めき立った。刑事部長も、各課の首脳者も、総監さえもが、この怪賊のことの外は何も考えなかった。殆ど無材料ながら、兎も角も出来る丈けの捜査方法が講じられたが、その一日は空しく過ぎた。そして次の十九日、即ち犯罪の行われた翌々朝、狼狽した当局者の横面をはり飛ばす様に、又しても、前代未聞の椿事が突発したのである。
獄門舟
その朝、九時から十時頃にかけて、白※(「髟/(冂<はみ出た横棒二本)」、第4水準2-93-20)橋附近での出来事である。
肌寒い秋の大川は、夏期の遊山ボートは影を消して、真に必要な荷船ばかりが、橋から橋の間に一二艘程の割合で、淋しく行来している外には、時たま名物の乗合蒸汽がコットンコットンと物憂い響を立てて、静かな水面に浪のうねりを残しつつ行くばかりだ。
白※(「髟/(冂<はみ出た横棒二本)」