후리가나로 읽는 일본 고전
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
高見 順의 いやな感じ(いやなかんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 292,113자 · 587화면
魔窟と当時呼ばれていたこんな最低のシマのど淫売に俺はぞっこん惚れこんでしまったのだ。砂馬ほどの遊び人ではなかったにしろ俺だって、そうウブな男じゃないのに、いや、女郎買いや淫売漁りでは相当場数を踏んでいた俺なのに、それがクララに血道をあげるに至ったのは、この女がこんな場末の安淫売には珍しい「掘り出し物」(とは、砂馬の子分の丸万が俺に言った言葉だが)だったせいでもあるのだ。そういうと、いかにも惚れた欲目と取られそうだが、この淫売窟にはそのころ、こういう「掘り出し物」がときどき、あった――いたのである。
つまり、なんていうか、新橋赤坂の一流芸者だって、ノイ(玉の井)やメイド(亀戸)の安淫売だって、もとをただせば同じなのである。周旋屋のいいのに会えば、一流地の芸者の置き家に下地っ子として入れて貰えるが、ひょんなめぐり合わせで、同じその女の子が吉原の貸座敷(女郎屋)に奉公させられるという場合もあるのだ。玉のよしあしということだって、もちろんあって、見るからにお酉さまの熊手の売れ残りみたいな子が、一流地の芸者になろうたって、そりゃ無理だけど、どんなきりょうよしでも、ちょっとした出発点のちがいから、芸者になりそこなって、おいらんになったりする。