일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

高見 順의 いやな感じ(いやなかんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 292,113자 · 587화면

아오조라 문고

まだ? と相手は温顔に苦笑を浮べて、

「君もまだ、アナーキズムを信奉してるのかい」

「もちろんです」

「アナーキズムはさっぱり振わんな」

そんなことはないと丸万は肩を怒らせて、

「この青年は、あたしの同志です」

と俺を紹介した。この紳士は帝大法学部教授の有名な帆住博士だった。

向うの託児所から、青っぱなをたらしたガリッポシ(子供)の騒いでいる声が聞えてきた。帆住博士はセツルメントの運動の真摯な信奉者として、忙しい時間をさいてはこのスラム街に来ていたのである。

俺は特別にここで治療をして貰えることになった。なったのはいいが――あのころの治療は全くもって、原始的と言うかなんと言うか、ここだけが特別に原始的だったと言うんじゃなくて、どこだってそうだったのだが……。

馬の注射器みたいな太い管に、紫色の液体をたっぷり入れて、それを俺のヨシコのさきから注入するのである。人の眼にさらすのは、いくら男だって恥しい、相手が医者でもやはり恥しい、そのヨシコの、コスイ(小便)を出す穴から逆に、液体を逆流的につぎこまれるのは、心理的だけでなく、生理的にもいやな感じだった。おまけにその液体は、俺がクララに初めて会ったとき、便所でお目にかかったあの洗滌液とそっくり同じなのも、いやはや、いまいましい限りだった。