일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おもかげしょう

おもかげ抄

山本 周五郎

山本 周五郎의 おもかげ抄(おもかげしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,947자 · 22화면

아오조라 문고

「どうぞお楽に――」

源左衛門が親しい口調で座へ招く、間もなく、娘小房が茶を立てて来た、――孫次郎は作法正しく喫したが、娘の方は見ずに、

「結構なお手前」

と会釈する。源左衛門は待兼ねていたように、

「お話とは外でもござらぬ、鎌田氏には御仕官のお望みはござらぬか」

「――と仰せられまするは?」

「実は余りに惜しきお腕前、埋木のままに置くのは勿体なしと存じて失礼ながら役向きの者に申伝えたうえ、再三度お稽古の様子を蔭から拝見させましたところ、若しお望みならば当藩へ御推挙申し上げようと、相談が出来たのでござる」

「御配慮なんとも――」

「初めより多分には参らぬ、二百石ほどでご勘忍下さるならば、直ぐにも手筈を致すが、如何でござろうか」

親切の溢れる言葉だった。

「思召のほど重々有難く存じまする、二三日御猶予を頂いたうえ、御返辞を申上げ度うござるが」

「結構でござる、お待ち申しましょう」

と云って振返り、「これ、小房、――茶をお立て直し申せ」

「いや、最早充分でござる」

「まあそう仰せられるな、粗菓でお口に合うまいがお摘まみ下されい、――さあ」

菓子を進められて、――ふと手を出した孫次郎、菓子を摘まもうとしたが、何を思ったかそのまま俯向いて手を膝へ戻して了った。