후리가나로 읽는 일본 고전
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ものおもうあし
もの思う葦
太宰 治의 もの思う葦(ものおもうあし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,430자 · 42화면
塵中の人
おのれの作品のよしあしをひとにたずねることに就いて
塵中の人
寒山詩は読んだが、お経のようで面白くなかった。なかに一句あり。
悠悠たる塵中の人、
常に塵中の趣を楽む。
云々。
「悠悠たる」は嘘だと思うが、「塵中の人」は考えさせられた。
玉勝間にもこれあり。
「世々の物知り人、また今の世に学問する人なども、みな住みかは里遠く静かなる山林を住みよく好ましくするさまにのみいふなるを、われは、いかなるにか、さはおぼえず、ただ人繁く賑はしき処の好ましくて、さる世放れたる処などは、さびしくて、心もしをるるやうにぞおぼゆる。云々。」
健康とそれから金銭の条件さえ許せば、私も銀座のまんなかにアパアト住いをして、毎日、毎日、とりかえしのつかないことを言い、とりかえしのつかないことを行うべきでもあろうと、いま、白砂青松の地にいて、籐椅子にねそべっているわが身を抓っている始末である。住み難き世を人一倍に痛感しまことに受難の子とも呼ぶにふさわしい、佐藤春夫、井伏鱒二、中谷孝雄、いまさら出家遁世もかなわず、なお都の塵中にもがき喘いでいる姿を思うと、――いやこれは対岸の火事どころの話でない。
おのれの作品のよしあしをひとにたずねることに就いて