일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わかむらさき

わか紫

泉 鏡花

泉 鏡花의 わか紫(わかむらさき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,708자 · 75화면

아오조라 문고

さ、もうおいで、夜が更けた。」

と送り出すように座敷を出たが、前後に隈はあれど、蔽うものなき廊下の燈。

はらりとかけたり羽織の片袖。瘠せた夫人は膨らかに、児の宿ったる姿して、一所になって渡ったが、姿見の前になると、影が分れて飜然と出た。

お鶴は胸が躍ったろう、別れの=さらば=いうのも忘れて、そのまま手水流の傍の窓。

硝子戸を引きあけると、下は坂の、二階ではないが、斜めに土塀。

一度、顔を出して覗いて見て、ふり向いて夫人を見た、双の瞳の、露に宿れる星の色。

燦然として星はあれど、涙に曇って暗かったか、ひらりと蒼い火、マッチを擦って、足場をしばし計ると見えし。

「は、」と声かけて、するりと抜けた、土塀の上を足溜。姿は黒き窓となンぬ。

夫人はしばらく、姿見を背にして、熟とそっちを瞻ったが、欄干の方に目をやって、襦袢の袖で眉をかくした。

そのおくれげを掻いた時、壁の中の俤は、どんなに、美しかったろう、柔和く気高かったろう。大慈! 大悲! 我心、我力、良人の病を癒すべく、頼母しいような気がしたので、急に何となく嬉しそうに、いそいそ座敷へ帰ろうとして、思わず、よろよろと背後に退った。