후리가나로 읽는 일본 고전
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
泉 鏡花의 三枚続(さんまいつづき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,572자 · 124화면
なお人一人、それがためにと申立てるが、鶏の宵啼で気が違うほどの者は、犬が吠えると気絶をしよう、理非を論ずる次第でない。火事だ、火事だと駆け廻って、いや火の玉のような奴、かえってその方が物騒じゃ、家内の者注意怠るな、一同の者、きっと叱り置くぞ、早々引取りませい、とお捌きあり。
あっちでもこっちでもぶつぶつがらがら、口小言やら格子の音。靴の響が遠ざかって、この横町は静になったが、嘉吉が家ではなおばたばたするので、うるさいと謂って、お夏が半蔀を愛吉に下さした、その内に蔵人は旧の閨、煙管もそっと、母親の枕許へ、それで事済となったのであるが、寐つきなり殊に病の疲れ、知らぬと思っていた母親に尋ねられて、お夏は落着いても、胸は騒いだのであるけれども、これも案ずるより産むが安かった。
「愛吉、」
「ええ、」
無言で目を合せていて、やがてのこと。
「あの、母様。」
黙って返事がないから、
「寐なすったよ。」
眼をって呼吸を凝した、愛吉は吻とばかり、
「可い塩梅、確ですか。」とそッという。
「始終すやすやしていらっしゃる、先刻もよく寐ていなすった様だっけ。」
「それであの煙管などを持出して、ほんとうにあれを揮舞すつもりでございましたか。