일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゃんはい

上海

横光 利一

横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면

아오조라 문고

芳秋蘭もお杉もなかった。無論、乞食の子供にいたっては。ただ、彼にはフィリッピン材の逞しい切れ目が間断なく浮んでいた。彼はその敵材を圧迫する戦法を考えた。――何故にシンガポールの材木は負け出したか。

――切れ目がいかぬ、切れ目が。――

事実、シンガポールのスマトラ材は、フィリッピン材に比べて、截断量が五寸程長かった。この五寸という空間の占有量は、それが支那人に対する歓心とはならず、運送船の吃水線を深めることに役立っただけだった。のみならず、陸上の倉庫へ突き衝り、運搬の時間を食らい、腐敗する上に於ては最も都合よき実物となって横たわり出したのだ。この虚に乗じて、フィリッピンは心理学より物理学を中心にして進んで来た。甲谷の戦法は、ここで変更せられねばならなかった。彼は先ず、材木会社を駈け廻り、その主流が支那人であるかなきかを確め、それに応じてその場で適宜の作戦を立てねばならぬのだ。彼はカラーを常に真白にし、服の折目を端正にして微笑を含み、本社の恐慌を歪まぬネクタイで縮め縛って下へ隠し、さて、すぐには切り込まず、悠々と相手の御機嫌だけを伺って引き上げねばならぬ、と考えた。