후리가나로 읽는 일본 고전
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しゃんはい
上海
横光 利一
横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면
馬車屋の前では、主婦が馬の口の傍で粥の立食いをやっていた。二人は古いロココ風の馬車に乗ると、ぼってりと重く湿り出した夜の街の中を揺られていった。
参木はお杉に自分も首になったことを話そうかと思った。しかし、それではお杉を抛り出すのと同じであった。お杉の失職の原因が彼にあるだけ、このことについては彼は黙っていなければならなかった。参木は愉快そうに見せかけながらお杉にいった。
「僕はあんたから何も聞かないが、多分首でも切られたんだろうね。」
「ええ。あなたがお帰りになってから、すぐ後で。」
「そう。じゃ、心配することはない。僕の所には、あんたがいたいだけいるがいい。」
お杉は黙って答えなかった。参木は彼女が何をいいたそうにもじもじしているのか分らなかった。だが、彼には、彼女が何をいい出そうと、今は何の感動も受けないであろうと思った。露路の裏の方でしきりに爆竹が鳴った。アメリカの水兵たちがステッキを振り上げて車夫を叩きながら、黄包車に速力を与えていた。馬車が道の四角へ来ると、しばらくそこで停っていた。一方の道からは塵埃と一緒に豚の匂いが流れて来た。その反対の方からは、春婦たちがきらきらと胴を輝かせながら揺れ出て来た。