후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
中井 正一의 中井正一評論集(ちょうさきかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,229자 · 256화면
つまり深く切実なせつなさをもって物に対決するこころが、公卿の階級から失われていった場合、すでに武士の世界では、命と命との真剣勝負の食うか食われるかのせっぱつまった世界が現われている。そしてその人たちがその時代の文化をささえはじめるのである。この時代において、自分がより新しく自分から脱出するということは、切って捨てるような感じでもって、自分自身を捨て去ることが、この生活の基準となり、また芸術の調子ともなるのである。さきにのべた能の太鼓の調子のように、時間や空間を切って捨てる「間」の中にある美しさが実にそれである。つまりそれは、おたがいに切り結びあうことをもってのみ、存在しうるという時代の、一つの大きな特徴となってくるのである。新しくなるということは、この時代の人々にとっては自分が、自分を切り捨てることであって、この切断する感じ、これがこの時代の美の、大きな要素となるのである。
能の世界で、おしつめたような声の出しかた、それを切って捨てる太鼓、その緊張のすべてが、世阿弥の創りだした能の世界である。武士の趣味にかなうように、限りない哀感をもってひえびえとした美しさを編みだしているのは、次から次に切り捨てていく時間の構造を実に立派に、弁証法的美の構造につくりあげているのである。