후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
中井 正一의 中井正一評論集(ちょうさきかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,229자 · 256화면
いわゆる合唱におけるハーモニーをもつ集団的音楽は、この時代にその姿を現わしてくるのである。
東洋においても梵唄のように、お経としてのハーモニーが、宗教的感情を導きだすのである。こうして梵唄は東洋におけるハーモニーの出現のもととなったのである。
宗教が、言葉でいえないものを、音の世界でその雰囲気の中に、一つの特殊の感情を表現しようとする芸術形式を持ってきたのである。これは、生活と労働から、音楽が遊離していく第一歩であった。やがてこの宗教音楽がみずから封建領主によって宗教的要素がなくなり、むしろ宴会や、大きな集まりをもった時の余興としての音楽が始まり、いわゆる宮廷音楽という形で新たな面をもつのである。この道を切り開くにあたって音楽は、宗教的雰囲気を残しながら、しかも宮廷の建物にふさわしい、その雰囲気にふさわしい甘いきらびやかな音楽形式をもっていくのである。これがバッハからハイドンへ流れていく、宮廷的雰囲気の中にあって、しかも宗教的形式がその影を深く後引いている音楽の形式なのである。モーツァルトもその例の中にあるともいえる。
このような推移の中に、ルネッサンス以後の人々が、創りあげる芸術の中では、その対象すなわち描くべき何ものかを形としてもたない芸術としては最も自由な表現力をもつこととなるのである。