후리가나로 읽는 일본 고전
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면
この剥いだ膜を、ガラス板の上に広げて貼りつけ、写真を撮ると、結晶の境界がよく出る。氷河の力学的性質は、氷の結晶の大きさや配列によって、著しく影響されるので、この簡便に行える結晶観察法は、氷河の研究に一つの有力な武器となる。
ところで、この雪の化石は、ごく近年になって、また一つの大飛躍をした。それはオーストリアのフックス博士が、積雪の研究に、レプリカ法を応用することを考案したからである。積雪の力学的性質は、雪を対象とする多くの問題の中でも、いちばん重要なものである。しかしその研究は、多くの研究者の努力にもかかわらず、なかなか思ったように進展しない。世界的に見ての話である。いちばんやっかいな点は、積雪の標本について、その特性が決められないところにある。積雪になって地上に積っている雪は、もはや降ったときの結晶の形をしていない。昇華凝縮が盛んに起るために、小さい氷の粒子の集まりになってしまう。それで積雪は、いろいろな大きさの粒子の集まりに、空隙がはいったものである。そういうものの性質の中で、はっきり測定できるものは、比重くらいのものである。しかし比重を測っても、一つの標本の中にある氷の全量と空隙の全容積とがわかるだけである。