후리가나로 읽는 일본 고전
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면
第一、この弾丸道路で、現在の東海道線と同じだけの貨物をトラックで運ぶと、一年に二百三十億円のガソリンが要る。ディーゼル・トラックでも、重油を年に七十億円使わねばならない。これらのガソリンにしても、重油にしても、全部輸入しなければならないものである。もし輸入が止まれば、一千億円かけた道路が死んでしまう。ところでこれを鉄道にすると、石炭代四十億円ですむし、電化をすれば、電力代はわずか四億五千万円になってしまう。しかも石炭も電気も、国内で間に合うものである。これらの数字は、運輸方面では、日本有数のエキスパートS君の話であるから、十分信用していいと思う。これくらいはっきりしたことが分らないのだから、不思議な国である。
一体現在の日本で、なるべく外国にたよらず、自分で生きて行く道は何かといえば、開発が一番おくれている、北海道と東北とに望みをかけるのが、一番自然な考え方である。ところがたとえば北海道の開発にしても、一つ盲点が残されているが、それは輸送問題である。何といっても、最大の消費地である東京との連絡をよくしなければ、どうにもならない。北海道の山奥で、熊笹を切って荒地を拓くことだけを開発だと思ったら、とんでもない間違いである。