일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんじゃくかく

化鳥・三尺角 他六篇

泉 鏡花

泉 鏡花의 化鳥・三尺角 他六篇(さんじゃくかく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,536자 · 27화면

아오조라 문고

八

八

与吉が仕事場の小屋に入ると、例の如く、直ぐそのまま材木の前に跪いて、鋸の柄に手を懸けた時、配達夫は、此処の前を横切って、身を斜に、波に揺られて流るるような足取で、走り去った。

与吉は見も遣らず、傍目も触らないで挽きはじめる。

巨大なるこの樟を濡らさないために、板屋根を葺いた、小屋の高さは十丈もあろう、脚の着いた台に寄せかけたのが突立って、殆ど屋根裏に届くばかり。この根際に膝をついて、伸上っては挽き下ろし、伸上っては挽き下ろす、大鋸の歯は上下にあらわれて、両手をかけた与吉の姿は、鋸よりも小さいかのよう。

小屋の中には単こればかりでなく、両傍に堆く偉大な材木を積んであるが、その嵩は与吉の丈より高いので、纔に鋸屑の降積った上に、小さな身体一ツ入れるより他に余地はない。で恰も材木の穴の底に跪いてるに過ぎないのである。

背後は突抜けの岸で、ここにも地と一面な水が蒼く澄んで、ひたひたと小波の畝が絶えず間近う来る。往来傍には又岸に臨んで、果しなく組違えた材木が並べてあるが、二十三十ずつ、四ツ目形に、井筒形に、規律正しく、一定した距離を置いて、何処までも続いて居る、四ツ目の間を、井筒の彼方を、見え隠れに、ちらほら人が通るが、皆黙って歩行いて居るので。