후리가나로 읽는 일본 고전
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まど
堀辰雄集 新潮日本文学16
堀 辰雄
堀 辰雄의 堀辰雄集 新潮日本文学16(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,906자 · 119화면
途中の落葉松林のはずれまでお見送りして、其処から一人で帰ってきながら、私はこの村にこうして一人で気儘にいられるのを幸福に思わなければならないのかな、と考えたが、それにはいささか、半信半疑だった。
それから二三日立ってから、去年の夏この村で知合いになった英夫君が、正月になったら送ってくれと云って頼んで置いた空気銃を東京からわざわざ持って来てくれた。
翌日、一日じゅう二人で空気銃をもって森の中を駈歩いた。森の中はまだ雪が相当深い。これは狐の、これは兎の、それからこれは雉子か山鳥かどっちかだ、と雪の上に印せられている色んな足跡を、この間教えられたばかりのをおぼつかなく思い出しながら、そんなことを言い合っている間にいきなり私達の行手から飛び立つ鳥どもの羽音に、空気銃を手にしていることなんぞちょっと思い出せない位に、びっくりしたりしている、即製の猟人たちの間抜けさ加減! 一日じゅうの獲物といったら、たった頬白が一羽。……
その翌日、英夫君は二時の汽車で帰るというので、昼飯を早目にすませてから、お別れに村の西のはずれの、分去のところまでぶらっと散歩に行った。