일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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まど

堀辰雄集 新潮日本文学16

堀 辰雄

堀 辰雄의 堀辰雄集 新潮日本文学16(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 58,906자 · 119화면

아오조라 문고

馬頭観音やなんかはまだ雪の中にしょんぼりとしている。二人でその傍に佇んで、しばらく浅間山の方を眺めていると不意に思いがけなく私達の頭上を、一羽の青味を帯びた大きな鳥が翼を水平に拡げたまんま、すうと低目に飛び過ぎた。やあ、雉子だ、雉子だ、と私達が言い合う暇もないうちに、街道の向うの小さな松林の中に、突然よろめくようになって、その雉子は下りて行った。いそいで私達もその林の中へ躍り込んで見ると、もう飛ぶ力のなくなっているらしいその雉子は、難なく英夫君の手で生捕りにされた。

何処も怪我はしていないようだが、大方鉄砲打ちに翼でもやられて、やっとここまで山の中から逃げて来たのかも知れない。雄だから、綺麗な尻尾をしていた。空気銃でも持ってきていたら、それで射とめたのだと宿に持ち帰って威張れようが、あいにく手ぶらなので、へんな恰好で、そのままそれをぶらさげて帰った。

英夫君に東京へお土産にしたまえと勧めたが、帰るのはもう一日延ばして、こっちでそれを皆と一緒に食べて行きたいと云って聞かなかった。

雉子はまだ辛うじて生きている。それを不自然な殺し方はしたくないので、宿の老犬ジャックを連れて、裏の林へ行って、その雉子を放したら、昔猟犬だったジャックはその逃げようとする雉子を巧みに追い廻しながら、要領よく噛み殺し、羽だらけになっ