일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまとこじふうぶつし

大和古寺風物誌

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면

아오조라 문고

若しそう言ってよければ、飛鳥仏にこもる祈りは厳しく思索的であり、白鳳仏にこもる祈りは柔軟に音楽的なのだ。そして天平仏となるとこれに舞踊的要素が加わる。ともあれこの時代になると、人間の悲願は音楽として表現されるにふさわしくなってきたのだと云ってもよかろう。情感は洗煉され、また装飾的にもなったろう。柿本人麻呂をはじめ万葉集前期の諸歌人が輩出した時代であることを思えば更に興深い。

薬師三尊のごとき光りと曲線の仏体を他に求めるならば、前述の橘夫人念持仏であるが、しかし私はむしろ法隆寺金堂の西大壁に描かれた阿弥陀三尊を挙げたい。薬師三尊をもし壁画に写すならば、法隆寺のこの三尊に最も近いものとなるであろう。結跏趺坐した阿弥陀如来の豊かに流麗な像や、脇侍たる観音勢至両菩薩の、本尊に調和せんとする優婉な腕と胴体の動きなどは、薬師三尊に酷似している。祈念の音楽はここでは壁画として表現されたのだ。

しかし私の最後に憧憬するのは、天平時代に入ってから、聖武天皇の造顕されし東大寺の大仏である。いまは既に崩壊して名残をとどむるのは台座の蓮弁のみであるが、若しこの大仏にして現存するならば、蓋し空前絶後の壮麗を現出していたであろう。