후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ようちゅう
妖虫
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면
まるで恋人の様にお前さんをこがれていたのじゃよ。
オオ、そうそう、犠牲と云えばまだある。わしは虎の子の百円札を二枚も奮発したのだ。わしは珠子さんがどこへ連れられて行くか、あとをつけて見ようと思った。そうすれば自然赤蠍の首領にも会えるのだからね。それには丁度よいことがあった。オイ、そこな偽物のお爺さん、手下の奴らにはもっと気を配らんといかんね。飼犬に手をかまれるということもある。あの自動車の運転台にいた、お前さんの二人の部下は、実になっちゃいないぜ。百円札一枚ずつで、わしに買収されて、行先は教えてくれるし、服装まで取替えてくれたではないか。つまりわしはお前さんの部下になりすまして、運転台にのっかっていたという訳なんだよ。
それにしても、自動車の中でも、ここへ来てからも、幾度わしはこの目論見を放棄しようと思ったか知れん。珠子さんがあんまり可哀相だったからじゃ。だがいくら可哀相でも、この機会に張本を捕えて置かにゃ逃げられてしまう。手下ばかり捕えたのじゃなんにもならん。わしは歯を食いしばって我慢をした。それでもあんまり見兼ねたものだから、自動車の中で咳払いをしたり、轢死人形の種明かしをしたりして、珠子さんの苦痛をいくらかでもやわらげてやったのじゃ。