후리가나로 읽는 일본 고전
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つめ
探偵クラブ 烙印
大下 宇陀児
大下 宇陀児의 探偵クラブ 烙印(つめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,509자 · 103화면
迂闊なことではあるが、彼は破傷風について、まだ詳しく調べてはないのであった。臨床細菌学だとか通俗医学辞典だとか、そんなものを借り出して見た。それによると、大体は竹中がかつて語ったようなものであったが、ただ一つだけ、この病気にも一定の潜伏期間があるということを知って、それが一寸気になった。
「伝染後、四日乃至十四日間にして発病し僅かの前駆症として云々――」
という風に書いてある。今朝になって竹中が手の甲の傷痕に気が付いて、すぐと消毒してしまうのではないか。マミイが培養器へ脚を突込んだことを発見すれば、当然消毒をするだろう。とすれば、折角の苦心が水の泡になってしまうが――。
又しても、結果を確かめに行きたくなったが、その日はようやく我慢してしまった。そして翌々日の朝、この時はもうすっかり諦めたような気持で、彼は到頭竹中を訪ねて行った。と、事実は意外にも彼の企みが成功していたのである。行って見ると、竹中家には慌しい気分が漲っていた。廊下を書生や女中が小走りに歩き、竹中の寝室には、母親を初めとして医者が二人もやって来ていた。
「どうしたのです?」
一生懸命で平気を装いながら、彼は竹中の弟に訊ねて見た。