후리가나로 읽는 일본 고전
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つめ
探偵クラブ 烙印
大下 宇陀児
大下 宇陀児의 探偵クラブ 烙印(つめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,509자 · 103화면
三
彼は相当の太さの針金を見付けて来て、下宿の蒲団の中に潜り込み、根気よく鑢で擦って、猫の爪型を五本作った。その爪を、長さ五寸ばかりの手頃な棒に、一本ずつ、根元を火鉢で焼いて植え込んだ。小さな熊手のようなものが出来上ったのである。
実行の時期、及び破傷風菌をいかにして手に入れるかということ、これは事実上沖野が最も苦心したところであった。訪問した時に、そっと菌の培養器を盗んで来て置いて、例えば適当な夜に竹中家の門の傍にでも潜んでいる。そして通りかかった竹中の手をぐいと引掻いてから、逃げ出してしまう。というようなことも考えて見たが、それではどうも心許ない。慾をいえば、竹中が破傷風に罹った後、すぐにマミイの仕業だと分るようにしたかった。それには、培養器の方へも、マミイが脚を突っ込んだ形跡を作りたいし、何かと困難な点が多かった。が、幸か不幸か、そのうちに彼は、願ってもない機会を掴むことが出来たのである。
三
梅雨が霽がって、これから熾烈な夏になろうとしていた或る日のこと、沖野はその日の昼の間、殆んど午後中一杯を竹中の家で過ごしたが、夜になると、今度はこっそりと竹中家の庭へ紛れ込んだ。