후리가나로 읽는 일본 고전
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つめ
探偵クラブ 烙印
大下 宇陀児
大下 宇陀児의 探偵クラブ 烙印(つめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,509자 · 103화면
良子がそんな風にいってくれたが、すると竹中は揶揄うようにニヤニヤした。
「オヤオヤ良子さん、そんな言い方をしてはいけませんよ。まさか沖野さんだなんて、そのまさかが何だかへんじゃありませんか。幾分かは肯定の意味が入ってますよ」
「だって――」
「ほら、そのだってというんだってへんでしょう。ハッハハハハ。いや、失敬々々、何も僕は君がほんとうに人殺しをやるっていうのじゃないさ。ただ、沖野君のような穏和しい人が、案外真面目に人殺しなんかを計画するんじゃないかと思うのだね。ねえ、そうじゃないかしら、沖野君――」
後で考えれば、この時竹中は良子と二人で何処かへ行くという約束でもしていて、それで沖野がいつまでも彼等の仲間に加わっていたのを、内心じれじれとしていたのかも知れなかった。しかし沖野は、その無礼極まる相手の言葉を、どう返事していいかひどく困った。
「ハッハ、そうかねえ。だ、だが、この僕にも何処か犯罪者に特有な容貌でもあるのかい。え、どこにそんなものがあるのだね、額かい、それとも顎の辺かい?」
可哀相にも、沖野はわざとおどけた眼付をして、自分の顔のあちらこちらを押えて見せた。