일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면

아오조라 문고

なければならぬ。そこには上には上があるのである。

これを具体的にいうと、快感の方のスリルではたとえばかつての軍国的な激情である。停車場に凱旋軍隊を出迎えて、ひらめく小学生の国旗の前を軍楽の響きも勇ましく、隊伍堂々と行進する兵隊さんを眺めては、ゾーッと総毛立つ快感に涙ぐむことがあった。水戸黄門や乃木将軍の浪花節で、あわれな善人が助けられ、にくい悪人が「ヘヘエ」と平伏するところなども、何かゾクゾクとするどく心を打つものがある。「バンザーイ、バンザーイ」という叫び声が、奇妙にも、なんとスリルに満ちていることであろう。愛情の頂点にもスリルがある。男女にしろ、親子にしろ、その頂点には何かしらゾクゾクと身も世もあられぬ嬉し泣きの境地がある。この境地こそ快感のスリルのほかのものではない。また別の例をいうと闘争そのものからくるスリル、たとえば「ワーッ」とときのこえをあげて突貫する時のゾクゾクする激情、戦いの直前の武者振い、見るものではあらゆる運動競技、中にも拳闘のスリルがある。これらの感情が文芸作品の上にたくみに描かれた時、当然同じスリルをあたえることが出来るであろう。