후리가나로 읽는 일본 고전
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いけぶくろのかい
文藝別冊[総特集]岡本綺堂
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 文藝別冊[総特集]岡本綺堂(いけぶくろのかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,671자 · 149화면
殊に当年が五十回忌に相当するというもいよいよ不思議と、何れも奇異の感に打れて、兎も角もそのお住の得脱成仏するように、仏事供養を営むが可かろうという事に一決して、一同その墓所へ参詣し、懇切に回向した。で、その幽魂が果して成仏したかどうか知らぬが、その後は何の不思議もなく、妹も旧の如くその邸へ戻って夫婦睦じく暮したという。
私も武士、且は青表紙の一冊も読んだ者、世に幽霊や妖怪変化があろうとは、どうしても信じられぬが、この一条ばかりは何分にも合点が往かぬ。その亭主も知らず、まして当人は夢にも知らぬ女の姿がありありと眼に映り、しかも小児までがその名を知っていると云うのは、どういう情由であろう。実に世には理外の理というものが有るものだと、右の江原が折々に人に語って生涯その疑惑が解なかったとの事。
(『文藝倶楽部』02年4月号)
*不通庵〈妖怪談〉より。筆名は「狂生」使用。