일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

――然リト雖モ、今、故郷離散ノ思ヒ、上下涙ニ打沈ム、然ウ而、ヤガテ退城ノ後ハ、信長公ノ御成アツテ、御見物ナサルベシ、其意ヲ存ジテ、退去ヲ前ニ、端々普請掃除ヲ申シツケ、表ニハ弓鉄砲ノ兵具、ソノ員ヲ懸並ベ、内ニハ資財雑具ヲ改メ、有ベキ態ヲ結構ニ飾置キ、御勅使、御奉行衆ヘ相渡シ、八月二日未ノ刻、雑賀ノ浦、淡路島ヨリ数百艘ノ迎ヘ船ヲ寄セ、端城ノ者ヲ始メトシテ、右往左往ニ縁々ヲ心ガケ、陸路海路ヲ蜘蛛ノ子散ラスガ如ク別レ候。

イヨイヨ時刻到来シテ、松明ノ火ニ西風来ツテ吹キ懸、余多ノ伽藍一宇モ残ラズ、夜昼三日、黒雲トナツテ焼ケ終ンヌ……。

故意か、自然か。

こうして極めて合法的に石山本願寺の空け渡しはすんだが、そのあとで、一炬、全山の堂塔伽藍と、多年の築城的門塁は、三日三晩にわたって、炎々、大坂の空に歴史の光煙を曳いて、すべては灰と化してしまった。

火は、あらゆるものの決裁と清掃を執り行う時の氏神だ。そして残る白い灰は、次の土壌に対して、はやくも文化の新しい萌芽をうながし、灰分的な施肥の役目をはたしている。

このとき、誰が思い至っていたろうか。

やがて、この丘の灰のうえに、大経綸を抱いた主が居館を構えようとは。