일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

その茶器のはなしから、宗易が唐物茶入れについてかなり詳しい説を述べた。するとそれまで、いっこう分っているようないないような顔をしていた秀吉が、俄然、口をひらいて、それらの花器や茶入れの渡って来るところの明という国がらについて、その風俗、気候、山川、地域の広さなどを、見て来たように得々と語り出した。

「日本国内の御始末も、一応お成し遂げあそばした暁には、こなたの御亭主にも、いちどその明国へお渡りあって、長江千里という流れを溯り、南宗北画などによくみるような程よきところに、茶室をお建てになってはいかがで」

信長は、客の談と尊敬して、いちいち頷いて、

「ほ。……ほう左様か」

と、さも感じ入ったように聞いていたが、口辺のどこやらではやや笑っているようでもあった。

宗易もまた、にやにや聞いていたが、秀吉が弁じ終るのを待って、

「おはなしで思い出したが、わたくしの茶の徒弟に、折もあらば、筑前守様にお目通りをして、お礼を申しあげたいといっている者がある」

と、いった。

「はて、誰であろう。あなたの茶弟子のおひとりで」

「はい。お忘れはありますまい。御幼少のときには、尾張の中村でよく遊んだこともあるなどといっていました。