후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
それには答える興味もなく、蘭丸長定は軽くたずねた。
「明智どのも、お立寄りになられたそうですな」
「見えられた。旅づかれか、少しお元気がなかったようだ」
「何か、申されてはおりませんでしたか」
「何かとは?」
「上様からお叱りをうけられたこととか、私のうわさなど」
「いや、べつに」
「お気のどくに堪えません。このたびは、非常な御不首尾でお帰りなされた。きっとその鬱を筑前どのに聞いて戴こうと思っていたにちがいない」
「では、明智どのが、信長公からいたく叱られたという沙汰は、ただの噂ではなかったのかな」
「いったい、明智どのの重くるしい勿体振りが、日頃から上様のお気性にはちくちくと御不興を刺戟するのです。それがたまたま、御酒宴の中であらわに爆発したというに過ぎません。――然るに、明智どのには、女性のような邪推をなさる一面から、何か、この蘭丸長定が君側からそれを焚きつけでもしたように取っておらるるらしい。……これは蘭丸として心外にたえぬところです」
「ははは。そうかなあ。彼も惟任光秀、亀山の城主、当代の人物だ。それがしには分らんが、仰っしゃるような感情があるとすれば、何か、そこにべつな原因があるのではないか。