후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
(さびしむなかれ。歓べ、謳え。このとおり時勢は、今し刻々と暁天のような光彩にうつりつつあるぞ)
を感じさせる為にもなった。
さて、この曠世な大演武には、信長の一族、岐阜中将信忠、北畠中将信雄、織田三七信孝、柴田、前田、明智、細川、丹羽そのほかの諸侯から将士約一万六千余と、会衆十三万余人という盛況の下に行われ、各人各隊の演技のあった後、やがて最後の番には、信長自身、演技に立ち、悍馬に跨がって馬場を縦横に駈けめぐり、馬上剣をふるい槍を把り、またその槍を投げて、的を射たりした。
衆人の喝采は、その度ごとに鳴りもやまず、天地を動かすばかりだったという。
馬上から、的を睨み、槍を投げては、的を射潰す彼の演技は、風神颯爽として、華麗壮絶を極め、しかも一度の失敗もなく、五、六たびも繰り返された。
十三万余人といわれるその日の会衆は、一箇の信長を、みな自分の持物でもあるかのように、歓呼し、礼讃し、果ては、
「さすがだ!」
と、対象視しているぐらいでは飽き足らなくなり、ひろい馬場の外では、熱狂した人浪のしぶきが、
「如何にや如何に」
と、踊り狂っている態が、はるか、玉座の御間近にある堂上諸卿の席からも眺められたとみえ、その辺りの無数な顔もことごとく紅潮をたたえ、また微笑みをふくんでいた。