후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
さっそく杯を与えて、
「この船は、何石積みか」
と、質問した。
織田軍の船手方、九鬼家の家臣といえば、みな潮焦けのした顔に鯔のような眼を持って、歯ばかり白いさむらいばかり多い。ここに臨んで接待役に当った三名も、年配はみな四十以上らしいが、骨逞しく、贅肉なく、ひどく大きな手を、不器用に両膝へ乗せて、坐り仕事は不勝手でござると、その容子からして物語っている。これなん今、天正時代の海国武士とでもいう者どもか、風采いかにも洋々と寛く、顔にも陸棲人士のごとく焦ついた神経などなく、各※(二の字点、1-2-22)、鯱か鯨の子みたいに、頗る縹渺たる風格のなかに、また一種の楽天的な気概をそなえている。
「は。何でござるか」
ひとりが反問した。
陸上での政治的な勢力とか、そこでの権勢家とか何とかいう憚りも、彼らにはすこしも反映していない。故に、媚び諂いも知らないぶっきら棒である。――秀吉は、その三人のぶっきら棒を、愛すべきもの哉と、見まわしながら、もう一度いった。
「この船は一体、何石積みか。――これで朝鮮国ぐらいまでは、航けるかな?」
接待役の三名は笑った。ただ笑っているだけで答えをしない。