일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

国を愛する念の出ない理由があろう。

ふかく思ってやらなければ可哀そうだ。和寇の涙を。――和寇の心を。

国外千里の異境に、名もわからず、花一枝の手向もうけず、天の星とともに黙している土中の白骨にも、いわせれば、綿々と、憂国の所以を吐くかもしれない。

事実。

室町幕府の長い時代を、ふたたび元寇の襲来もなく、外夷のうかがう眼からも防いでいたのは、幕府そのものの力でも何でもない。私設国防軍をもって任じていた、彼ら和寇の功績ではなかったか。

「みずから、海賊大将軍と唱えていたのは、事海外に関し、万一の難を、自国の外交上に及ぼすまい、愛する本国へ迷惑をかけまい、またその国家の名を傷つけまいとする――のふかい考えからと思われないこともない」

――などと秀吉のはなしは尽きないほどだった。そして前半生を八幡船に送って来たという三名は、却って、

「はあ、なるほど」

と、ただ感じ入っているばかりである。

秀吉は、ここで話の気をかえた。

「近頃はまた大いに事情が違うて来たな。西班牙のゼビエーという宣教師が来たのは、たしか天文二十年頃とか聞いているが、以来、来るわ来るわこの日本へ。