후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
皇居の造営、馬揃いの天覧など、ほんの一事だが、また信長の万事ともいえる。当然じゃ。甲州ならずとも、割拠の群雄に属するものが、みな帰するところへ帰してゆくのは」
信玄に聘されて、甲斐の恵林寺に来る前の快川和尚は、京都の妙心寺に出世し、美濃の崇福寺にいたのである。
正親町天皇には、禅に御心をよせ給うこといと深くおわした。妙心寺の愚堂など幾たびか召されて宮中の禅莚に参じている。従って、朝廷に奉じる禅家一般の臣節にも、武家以上かたいものがあった。わけて快川は、こんな遠隔にありながら、去年、天正九年には、畏くも、正親町天皇より大通智勝国師の号をいただいて、特賜の天恩に感泣していた。
そうした快川の心境から、世勢の大きなうごきと、この甲州の推移をながめていると、今、勝頼の痛切な質問にたいして答え得るものは、前にいった一語しかなかった。
彼は、亡き信玄とは、心契のあいだにあったし、信玄が彼を尊崇したことも一通りでなく、彼も信玄を信じること篤く、その七周忌の偈には、故人を評して、
――人中ノ龍象。天上ノ麒麟。
と称えたほどであるが、なお決して、その父に比して、子の勝頼を、いわゆる不肖な者とはしていなかった。