일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

で、ここにも君側から離れずにある森蘭丸なども、ひそかに、

「このぶんでは、過去のことなど、すこしもわれらには御懸念もないらしい」

と、受賞のよろこびよりは、むしろ母の妙光尼のために、胸なでおろして、森一家の累進を、ひとり祝っていた。

「お兄上の長可どのにも、信濃四郡の封を受けられ、まことにお覚えのめでたいことで」

と、羨む人々から祝辞をいわれても、以前のように、そう後ろめたい気もしなかった。

祝宴の席でも、蘭丸の面には、つつみきれない得意があふれていた。

信長から、於蘭、ひとつ小舞せい、といわれればすすんで舞い、鼓をせよと命じられれば、非常によい高音をその掌から出して聞かせた。

「きょうは、惟任どのにも、めずらしくお過しになられてみゆるの」

座中、どこかで、そんな会話が聞える。みると、諸大将のうちに光秀も交じっていた。話しかけたのは、隣の滝川一益であった。

「酔わいで何としましょう」

光秀はまったくいつにない酒気に染まった顔をしている。信長から何かというとよくいわれる「きんか頭」のすこし禿げ上がった生え際まで赤くてらてらさせていた。

そして一益へ、

「一盞、いただきましょう」