일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

「於松ではないか」

「はいッ」

官兵衛孝高の子、松寿丸は、半兵衛重治に伴われて、この平井山の味方へ初陣として加わって以来、もう幾たびか戦場も駈け、生れて初めて、鉄砲槍の中も歩き、わずかな間に、見ちがえるほど、気丈となり、骨太になり、また大人びていた。

七日ほど前から、半兵衛の容態が急変したので、秀吉は於松に向って、

(誰が枕許にいるよりは、そなたがいてやるのが病人にとっても欣しかろう。わしが看護してやりたいが、気をつかっては、却って病気によくあるまい)

と、自分に代る丹精を彼に命じておいたのである。

於松にとっても、半兵衛は、数年薫育をうけた恩人、また生命の親でもある。ここ昼夜その人の枕許に侍したまま具足も解かず、薬餌の世話に精根を傾けていた。

――その黒田松寿丸が今、これへ駈けて来るなり大地へ泣き伏したのである。直感に秀吉は、はっと、胸を衝かれた。

「泣いていては分らぬ。於松何事か」

わざと、叱※(「口+它」、第3水準1-14-88)すると、

「おゆるし下さい」

と、於松は、籠手を曲げて、瞼を拭いながら、

「重治様には、もうものいうお力も弱られ、お生命は、こよいの夜半を持つまいとのこと。