후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
時代が英雄を生み、英雄が時代を創る。
また、破壊の英雄があり、建設の英雄もある。
天数人命、宇宙のふしぎな配置を、かりに天意とよぶならば、天意は、その時代に応じて英雄をつくり、その器量に応じて、任じる使命を、局限しているようである。
春秋三国の史に照らして、またかつての日本の治乱興亡をかえりみて――半兵衛はふかくそう観じているらしい。歴史の実をもって、現状の変を洞察し、また時局の底流を按じ、多年、身は秀吉の一幕下に置いては来たが、心は高く栗原山の山巓から日本中のうごきと、時代の帰趨とを大観して――或る結論を、
(こうだ。こうなる)
と、かたく胸奥に秘めていたものの如くである。
彼は信じている。
縁あって、多年、自身が輔佐したこの主人こそ、いわゆる破壊の時代を承けて必然現われなければならない――次の人ではないかと。
明け暮れ、余りに側近くいて、時には、夫人の寧子と夫婦喧嘩をしたり、時には、愚にもつかないことを歓んだり、鬱いだり、馬鹿をいったり――風采ときてはまた、他家のどの主人と見較べても、優るとは思えない――御主君であるので、とかく、そう偉材な天質と観るものは、まず、羽柴家の家中でさえ、十人のうちに一人とはないらしいが、竹中半兵衛は、この人に侍側し、この人のために半生を送ったことを、今とても、決して後悔