일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

「さらば、ちと大仰ではございますが、かようになされては如何」

と、六郎太夫が第二に立てた案は、数千人の足軽人夫をもって、大船三十艘を下流から曳きあげ、これへ大岩巨石を積んで、ほどよき地点へ沈めるという計画である。

「よかろう」

ものものしい光景はその日のうちに現出した。しかしこれも、それらのおおぶねを水に逆らって上流へ曳いて来ることは到底不可能で、ついに陸上に板を敷き、その上に油を流して、えいや、えいや、地上を曳船して来て、すなわち予定どおりこれを足守川の堰口へ石とともに沈めることができた。

この策は成功した。

ときすでに、一里にわたる大築堤も、一方にできあがっていたので、ここに堰かれた激流は、水けむりの方向を変えて、とうとうと、高松城をめぐるひろい田野や民家のある平地へ目がけて、奔馳して行った。

同じ頃、他の七川の水も、ひとしく注ぎこまれた。ただ鳴谷川の引き込みだけがなおその難工事のため、間に合わなかったに過ぎない。

五月七日から工を起して、実に十四日目。わずか半月足らずで完成を見たのである。――よもやと思っていたにちがいあるまい。吉川、小早川などの毛利がたの援軍四万が、すぐそこの国境の山々まで着いたのは、すでに高松城のまわりが、いちめんな泥湖となった翌五月二十一日のことだった。