후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
すでに宵闇がふかい。彼はその足で愛宕権現に賽し、僧たちを白雲寺の前に残して、今度はただひとり、彼方の将軍地蔵の御堂へ詣った。そして、そこでは番僧から神鬮をうけていた。
神鬮は、凶と出た。
彼はまた求めた。
二度めの神鬮も凶であった。
しばらくは石のように凝然としている光秀であったが、次には僧に乞うて、自分の手に神鬮筥を受け、額に捧げて瞑目した。そして自己の祈念を自己の手で振った。
大吉
と、鬮にあらわれた。
光秀は去った。御堂を離れて待っている人々のほうへ歩いて来た。人々は彼が神鬮をひいている様子を、あだかも彼の気まぐれか興味のように遠くから眺めていた。なぜならば光秀の理念的な性格と、その知識人をもって誇りとする彼が何事を判別するにせよ、それを神鬮に託すようなことはあり得ないと決めていたからである。太郎坊の客院であろう、若葉のあいだに、一際白々と燭が見られた。紹巴やほかの輩には、歌会硯に墨などすりつつ、佳吟を想うのほか、はや他事もない宵らしい。
みじか夜
やがて西之坊の広間で、光秀を主とする饗膳の宵が過された。ここでは紹巴やその連れもひとつになり、また山房の住持たちも席に交わった。