일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

常の彼よりはこの日の彼は非常に若々しく見られた。もっともこれは彼のみのことではない。ひとたび身に甲冑を着ければ、武将に年齢はないからである。十六、七歳の初陣の武者と伍しても、老いは見せじ、老いても劣らじ、と心を粧うのが武門の人々だった。

わけて今日の彼には、この全軍勢の誰よりも必死なものが胸ひそかに誓われていた。故に、一兵一兵を視てゆく眼ざしにも、悽愴の気に近い光があったにちがいない。総帥たる人のその気魂は当然また全軍の兵気に映らずにいない。――およそ明智軍として、今日まで馳駆した大小二十六、七度の戦場のいずこへ臨んだときよりも、この日の勢揃いには、すでに毛穴のそそけ立つような緊張があった。無言のうちに誰もみなただならぬ行くての戦場を予感していたといってもさしつかえない。平時の凡身とちがい、生還を期さない出陣に際しては、どんな卒伍の者であろうと、これくらいな霊感はみな抱く。――そしてその無数なる霊感は霧のごとく蕭殺たるものをみなぎらし、各部隊の上にはためく水色桔梗の九本旗にも、雲を搏つようなすがたがあった。

光秀は馬をとどめて、傍らの斎藤利三にたずねていた。