후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
地勢上、博多町人は、進取の気宇と、呑海の豪気に秀で、堺町人は経営の才と、文化性に富み、またこれを政治に結ぶことを忘れない特性をもっていた。
貿易家とも呼べようし、政商ともいえるであろうそれらの町人に対して、信長は表面茶遊をもって接しているが、戦国下の経済から文化政策、対外国の諸問題、たとえば対ばてれん策、或いは、将来の海外雄飛にわたる抱負までを、何くれとなく諮問していた。
信長の海外知識は、ほとんど、これらの人々から、茶をのむ間に、学び取ったものといっても、過言でないほどである。
いまも信長が、はなしに我を覚えなくなると、南蛮菓子へ手を出して、幾つでも食べる様子を見て、島井宗室が、
「それには、砂糖という物を用いてありますから、お寝みの前に、たくさんはおよしなさい」
と、注意すると、信長は、
「砂糖はどくか」
と、訊ね返した。
宗室はそれに答えて、
「どくにはなっても、薬にはなりますまいな。いったい蛮土の物は濃厚で、日本の物は淡味です。菓子でも、干柿や糯の甘味で、十分舌に足りていたものが、砂糖に馴れると、もうそれでは堪能しなくなります」
「九州にはもうだいぶ砂糖が渡って来ておるか」