후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
秀吉はあらかじめこの弱点を偵知していたが、杉原七郎左衛門の手勢にこれを攻めさせると、さしも不和な城兵も、そのときだけは一体に結束して、猛烈に寄手に当ってくるのだった。
今暁も――である。
秀吉は、その杉原隊へ、
(朝駈けして、一揉みに、揉みつぶせ)
と、厳命を出し、少なくも午頃までには、陥落の報があるかと、期待していたものらしい。
ところが、夥しい損傷をうけたのみで、依然、城は陥ちない。攻めれば攻めるほど、城兵の結束は強固を示してくる。彼の要害がものをいうので、所詮、急にこれを陥すことは不可能に近い、と使番のつぶさな報告であった。
虎之助にたいして、秀吉からひそかに、
(忍びの者をつれて、城中へ入れ。城中に流言を放ち、あわよくば、火をつけて逃げて来い)
という命が出たのはそれからのことだった。
伊賀、甲賀の者の役目は、いつも攪乱戦か偵察だった。極めて小隊をもって敵の内部に入りこみ、流言蜚語を放ったり、水之手や火之手を脅かしたり、あらゆる手段で敵の神経を衝き、自信を掻きみだすのである。
いわば陰性の戦だ。華々しくない。勇ましくない。――それと甲賀侍や伊賀侍を部下として駆使するのは甚だつかいにくい。