후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
「すぐ、京へ入らん。御辺も続け」
と、出兵を促したが利家は対上杉軍との懸引を理由に、それをことわったという説も行われている。
いずれにせよ、裏日本の事態は、柴田勝家にとって、迅速な行動をゆるさないものではあったが、余りに憂いて、諸所へ兵を配し後顧に備えてから、ようやくにして彼が江州へ越えて来た頃には――時すでにおそしで、天下の変貌はまったく勝家の予想とは相反するものを旬日のまに招来していたのであった。
柴田勝家はしばらく措いて。
東国にある滝川一益はどうこの大転機をうけ取ろうか。
彼の立場も、地理的には非常にまずい所にあった。
上州厩橋といっては、たとえ光秀討伐を志しても、ちょっとには駈けつけられない。
本能寺の急変を告げて来た書状を彼が見たのも、月の九日ごろだったという。この飛脚もちと遅い。かほどな天下の大事である。早馬に早馬を継いで、昼夜駈けさせれば、もっと日数は短縮されるはずである。
――が、その使いを派した安土の留守居衆からして、すでに混乱狼狽していたので、日頃の駅伝組織も完全な用を果していなかった。それと、どうせ知れることながら、一日でも多く秘密を保とうとしていたせいもある。