후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
官兵衛、お汝の胸算用では、いったい幾日をもって、どれほどな人員をもって成し得ると考えておるか。ひとつ成算を聞かしてもらいたいが」
秀吉が求めているのは、単なる案でなく、具体的な数字と、誤りのない設計の確証であった。
「ごもっともです。それらの腹案については、てまえの家臣の中にも、いささか才覚ある者がおりまして、精しく工事の計数を立ておりますれば、その者をこれへお召しくださるなら、直々、明瞭なお答えができ得るかとぞんじます。――この官兵衛より御献策申しあげたものの、つまりはその男の算数と設計とに基づいてのことでございますから」
官兵衛の言に、
「その家臣とは?」
秀吉がかさねて問う。
「吉田六郎太夫と申す者です」
「いま、在陣か」
「おりまする」
「では、すぐ呼べ」
そう命じてから、秀吉は、
「実は、わしの手許にも一名、そういう工事の差配や土地の事情に通じている男をひとり留めおいてある。同時にこれへよんで、吉田六郎太夫と合議させてはどうだろう」
「けっこうです。して、そのお人は?」
「家中ではないが、備中玉島の郷士で千原九右衛門という。いま陣中ではもっぱらこの附近の絵図面などを製らせておるが」