후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
うわさを聞いて、
「ひと稼ぎ」
と、たちまちこの仕事場へ人力が蝟集してきた理由の第一はその効果だといってよい。
けれど、収入の歩が好ければ歩がよいで、彼らは決して、無限には働かない。むしろ小さな慾の足りるところで汗を惜しんで、あとは懶惰を楽しみたがる。こうまでして自分たちを優遇する雇用者にたいし、その恩を謝すよりも、その逼迫している急場の足もとをつけこみ、故意に怠けてはそれを揶揄し、鞭で強いられれば俄然不平を鳴らすというふうであった。
――人情、ぜひもないところ。
と、秀吉はかなり寛大にこの状態をみていた。腹からのあぶれ者もいるが、ほとんどは占領下の民である。きのうまで、領主と仰いでいたものから俄かに離れて、まったく人情風習も馴じまない他国の陣営に雇われてきているのである。むしろ不憫ともいうべき者、
「むりもない」
と、秀吉はその無智を哀れみこそすれ、決して、怒ってはいない。
しかしこのままでは、当然、全作戦の意図は、行わるべくもないので、遂に黒田官兵衛に旨をふくめて、きょうの事とはなったのである。
「名代ども。人夫一同に代ってこれへ出たからは、云い怯じいたしておっては、折角、何の意味もなすまい。