후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
(然り。――太陽が出なければ世は明けまい)
というであろうと思われる。
闇、闇、闇。そこにもかしこにもなお低迷する闇の面のなんと多いことか。信長は久しき暗夜の密雲を一掃した大疾風ではあったが、太陽ではなかった。秀吉はみずから這い出したものでなく、一世を翔け去った信長のあとに、前から在るままに在った者である。太陽はのっと昇るように見えるが、実は地表の迅い旋回によってそう見えるようにである。
突として、実に突として、一彪の軍馬が、相国寺の門前にかたまったかと思うと、さらに、西、南、北から相流れ寄るものを、千実り瓢の下に集めて、忽ち都のただ中に、幾軍団もの勢揃いを起した。
師走のから風がふき捲くる七日の朝という陽の下である。
「なんでっしゃろ?」
庶民は、故を知らなかった。
つい十月の、大徳寺大法要の荘厳さ、麗しさ、あの日の賑やか。――庶民は小判断にとらわれやすい。もう戦争は当分ないかのような独断に温もり返っていた顔つきである。
「筑前様自身、馬を先にして行かっしゃる。筒井勢も見える。丹羽殿の軍勢も」
路傍の声は、なおこの出陣の行く先を不審にしていた。急速に、蹴上を越えた蜿蜒の甲冑は、さらに、矢走で待ちあわせていた一軍を加え、渡頭の軍船は、白波をひいて湖心から東北に舳艫をすすめ、陸上軍は安土その他に三晩の宿営を経