후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
。
「九州でも相愛社の一角はもう改進党と結びついたというではないか、今んとこ鹿児島だけが鳴りをしずめておるが、それも黒田(清隆)が乗りだしてくればどう動くか大方見当がつく」。
「頭山さんは東京で何をして御座るのか、九州の言論地を払って空しじゃ、――恒喜さん」。
木村は来島の方へ嶮しい視線を向けた。
「しっかりせんとわやぞ」。
木村はひと口しゃべっては折詰のすしを頬ばった。
来島は名も知らぬ海鳥が白い浪がしらの列から次の列へすれすれにとびうつって次第次第に沖へ出てゆくのを、沈痛な表情をして眺めていたが、岩木のすすめる折詰のすしには眼も呉れないでそっと腰をあげた。
「昨夜から飲み過ぎてのう、――少し疲れとりますけん、わたしはこれで失礼します」。
新秋の海の色が彼の眼にとげとげしく沁み入るようであった。何か心に屈託のある来島の挙動が岩木の眼にもすぐ映ったらしい。
「恒喜さん」。
岩木の声の調子ががらりと変った。「あんた、ほんとに玄洋社を脱退したのか?」。
「はア」。
「そいで、ほんとに何をやるつもりか、東京へ行って?」。
「――そこんとこはまだ考えとりません」。
「おかしいことをいう、わしは真剣に訊いとるばい?」