후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
だけのことで、だから一つ天野博士を助けてくれなんていうことを頼んだわけじゃないです、ところが、予定どおり教授会と評議員会がひらかれてみると、空気が極めて険悪である、その席上で市島、坪内の両氏が天野は無能だといって、聴くに堪えぬ人身攻撃をはじめた、こういうところにも暗い翳があるんですが、話がまるで感情的になっているんで、実情を知らない教授も評議員もびっくりしたんです、それがために結果は逆になって、会の空気は天野博士擁護という方向へかたむいてしまったんです、学校側では自分たちの非を棚にあげて僕のことを策動の本家のようにいっているそうだが」。
岩橋の顔には、かすかな表情の変化もあらわれなかった。
新藤が、西方のほうを向いて、何でも物事に感心したときにやる彼の癖で、首をぐっとかがめながら、にやりと笑った。
「然るにだ」。
岩橋は急に声の調子をおとした。「憲政会の校友の中から、高田博士の大学復帰は、博士自身にとっても大学にとっても、彼が憲政会に所属する政治家であるかぎり、純粋な意味においては政治的背信行為であるという反対論が起ってきたのだ、大隈侯爵はむろんそれを知っているし、高田博士も知っている、――それで、七月一日に、大隈侯のあっせんによって、学内の元老である高田、坪内、天野の三博士が呼びだされ、この問題をいかに