후리가나로 읽는 일본 고전
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
新内閣の顔触れは、外務大臣、大隈重信。海軍大臣、西郷従道。陸軍大臣、大山巌。司法大臣、山田顕義。大蔵大臣兼内務大臣、松方正義。文部大臣、森有礼。逓信大臣、榎本武揚。農商務大臣、井上馨以上の八人であるが、前内閣失政の当面の責任者ともいうべき井上が農商務大臣として居据ったということによって、ひとたび鳴りをしずめていた国内の輿論はふたたび轟々と湧きあがってきた。
新内閣に対する国民の唯一つの魅力は、七年間、政権から遠ざかっていた大隈が、長い交渉の果てに諸外国から小突き廻され、横紙破りの井上でさえ手に負えなくなって投げだした条約改正案をいかに処理するかというところにある。必ずしも輿論が挙げて自分に味方しているとも考えられぬが、しかし内閣の成敗が自分ひとりの双肩にかかっていることだけはもはや疑うべき余地もない。大隈は満々たる自信をもってこの難事業にとりかかった。
当時の国際情勢からいえば、井上案にしたところで、必ずしも屈辱的な改正ではなく、日本を未開国として成立した従来の条約と対照すれば、むしろ最大限の権利を主張したもので、何人が衝にあたったところで、日本に対する外国の認識が一変しないかぎり、これ以上の要求を貫徹することの困難なことは、あまりにも見え透いている。