일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

それ以前の早稲田大学は、教授の個人的魅力によって、それぞれの雰囲気がつくりあげられていた。例えば坪内逍遥のシェークスピヤの講義がはじまると教室の中はたちまち立錐の余地もないほど一ぱいになってしまう。中には窓にぶら下って外から聴いているものもあった。文科の学生だけではなく、政治科からも商科からもあつまってきた。これと同じ意味で大山郁夫の時間には文科の学生が政治科の教室を埋めてしまう。個人的色彩によって一つの空気が生れていた。

私たちの時代には文科はもっとも寂寥を極め、数年間、作家的情熱というべきものは文科の教室から影を失っていた。政治科における私の同期生は横光利一であるが、文科には僅かに井伏鱒二、一人(これもあとになってわかった)を数え得る程度であろう。総括的にいうと、早稲田と慶応は、文学的な色彩においてもロシヤ文学とフランス文学による対立的傾向を示していた。その頃、もちろん早稲田にロシヤ文科なぞは確立していなかったが、私たちよりひと時代先きの、作家的雰囲気には、たしかに一つの濃厚な色彩があった。相馬泰三、広津和郎、宇野浩二、谷崎精二の名前は、同時代ともいうべき東大系の後藤末雄を先駆とする、菊池、久米、芥川等のはなやかな存在と対立して、早稲田的雰囲気をつくりあげていた(葛西善蔵は学校とは没交渉であるが、交友