후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう
本州横断 癇癪徒歩旅行
押川 春浪
押川 春浪의 本州横断 癇癪徒歩旅行(ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,749자 · 45화면
焼酎と胡瓜は尽く吐き出したが、同時に食った牛肉は不思議にも出て参らず、胃の腑もなかなか都合好く出来たものかな。
そこに背後に人の足音が聴こえたので、南無三宝! 見付けられたかと、大急ぎで煙草畑から首を突出してみると、幸いに嘔吐はくところは見付けられず、そこには六十ばかりの梅干婆さん眼玉を円くして、あっちに駆け行く一行を眺めつつ、
「何事が起っただね」と、さも驚いた顔。
吾輩は空惚けて、
「泥棒を追掛けているのだ」というと、婆さんなるほどといわぬばかり、
「あの髯生えた黒い洋服、泥棒だんべい。お前様方刑事かね」と、ここから真先に逃げているように見える髯将軍は泥棒と間違えられ、吾輩等は刑事と相成った次第。
「そうだよそうだよ」と、吾輩焼酎を吐出してしまったので大いに気持もよく、またもやスタコラ走って漸く雲巌寺の山門に着いてみると、先着の面々は丸裸となり、山門前を流るる渓流で水泳などをやっている。元気驚くべし!
一着は水中の津川五郎子で、一哩の時間十五分十二秒、二着は髯将軍、三着は羅漢将軍、四着は走れそうもない木川子が泳ぐようにして辿り着いたという事で、吾輩はビリの到着。