일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면

아오조라 문고

またその後支那から変った種類が来たとしてもそれは僅かなものであったであろう。もしもこの様に来たものだけであえて変化が無かったならばその品種は実に僅かなものであったであろうが、それが今日では我日本で四百種内外の品種数に達している所を以て観ればその多数の変り品すなわち園芸的品種は我邦で出来たものである。永い間培養せらるると人工的にこんな変化が生じ天然に任かせおくとそう変化が無い所を見、ソコデ人為工作と天然工作とを比較して考えると何んとなく興味があって人間の自然に対する力もそうバカには出来ん事が看取せられる。今日大根や菜の品種にいろいろあるのは人間が天然を翻弄した御蔭であるともいえる。

梅の中で実の極大なる豊後ウメ、極小な小ウメ、一名信濃ウメ、一名甲州バイなど皆日本で出来た品々である。

観賞眼から梅の花に対してはその花色も花姿もまたその芳香も固より大切であるのに相違は無いが、またその樹態、枝勢ならびにその環境も大切であってこれが揃うて始めて一段とその価値が昂まる。中にも白梅は千樹万樹を一望するに宜しく、紅梅は近く一樹一樹を観るのがよいと思う。白梅の一抹が雪の如く一白に見えてソシテこの上も無く純潔に感ずるのは緑萼梅の林である。