후리가나로 읽는 일본 고전
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
葉は針状常緑であるが、アカマツの方は柔かくクロマツの方は強い。両方ともその針状葉が二本ならんで釵状を成しているが、これはその一本が独立の一葉でそれが極めて細微な小枝へ二本並んで出ているのである。ゆえに松の枝には実に沢山な小枝が着いている訳だ。葉の本には膜質褐色の袴がある。松に枝の出る時は右の両針葉の中間から萌出する。もし五葉ノ松であったらその五本の針状葉の中心から枝が出て来る。そしてそれが漸次に生長して遂に新枝と成るのである。
クロマツ、アカマツ共にそれに花が咲く時は、そのいわゆるミドリの本の方に小鱗片ある長橢円形の草花が群着し、多量の花粉を吐出し風に吹かれて散漫し、あるものはミドリ頂にある雌花毬に附着するが、しかしその大部分は地面に降り落ち宛かも硫黄の粉を播き散らされた様に見える。
ミドリの頂にある暗紅紫色の雌花が後に段々その大きさを増して緑色を呈し、次年の秋に全く熟して硬い鱗片を開き中の種子を散出せしめる。いわゆる松毬すなわちマツカサでクロマツのものはアカマツのものより少々大きい。種子には翅があって風に吹かれてその地この地に飛び散りその落ちた処に仔苗を生ずるが、その苗には緑色糸状の輪生子葉を有している。