후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
葉柄はゼニバ及びミズバのものは痩せかつ弱いが、タテバのものは強くて直立し円柱形をなしてその表面に小刺を散布して居る。この小刺はやや下に向いて居り多分自体を保護する為に出来て居るのでありましょう。この葉柄の内部には数条の孔が通って居ます。この孔は蓮根とその性質が同じことで、やはりこれも細胞間の空隙で気道である(第二図下の左)。この孔の排列が背部と腹部とで違って居ることは恰も地下茎のそれに比して同様であります。またこの孔の内面にはその壁面に疎に毛が生じて居ることはこれを裂いて見ればよく分ります。しかし地下茎の方には毛がありません。またこの葉柄を折って見れば苦き白汁が出ます。また無数の至細な糸が引出されます。すなわち昔藤原豊成の女、中将姫が和州当麻寺にあるハスのこの糸で曼陀羅を織ったと言い伝えられて居ます。この曼陀羅は横凡三尺許にして、極楽の諸仏の図を写し著わしてあります。この糸は恰も蜘蛛の糸の様であるが(第五図の右)これはその葉柄の組織の中に多き維管束中の螺旋紋導管の周壁をなしたる螺旋状をなせる糸であります。葉柄を折ればこの糸が引張り出され、螺旋状になり居るものが両方へ引かれるために伸びて出て来るものであります。